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児童自立支援施設「修徳学院」の視察

11月6日㈬

 大切なことを学んだ視察でした。 
CIMG1063日本共産党堺市議団で児童自立支援施設「修徳学院」の視察へ。
 児童自立支援施設は、政令市には設置が義務付けられています
 堺市が建設計画を提案し、市議会は、全会一致で用地取得までした。ところが、維新の永藤市長に代わった途端に、中断となっているものです。
 
 最初に施設の歴史、入所児童の生活、入所までの経緯、など職員さんから説明を受けてから、施設内見学へ。
 年中行事が目白押しで、次々と新たな取り組みのプログラムがあります。すべてが思い出に残る楽しそうなイベントです。

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 施設の都合で夕方から視察なので、直ぐ日が暮れてきました。
 
 家庭の事情でまともな日常生活ができない子どもたち、すなわち、虐待などで非行や家出をして保護された小中学生が暮らしています。
 誤解されることがよくあるのですが、決して懲罰的な施設ではありません。施設の門は常に開いたままです。
 規模は最大100人です。家庭的な環境で育ちなおしができるように、10人以内の寮生活で夫婦職員が家族のように愛情いっぱいにお世話をする形です。
 敷地は山の斜面に広がり、緑豊かな自然の中。入所児童の小中学校、グラウンド、プール、畑など。豊かな体験ができるように整備されています。
 放課後のクラブ活動で陸上部が敷地内の坂道を走って鍛えていました。
 斜面の敷地なので、敷地内の移動は全て坂道。体力がつきます。陸上部の駅伝では全国優勝の実績。
 規則正しい生活と体力づくりを重点にしています。

CIMG1068 女子寮の内部を見せていただきました。これから夕食。小中学生が順番にお風呂に入ったり、文化祭の準備で手芸作品を楽しそうに作っていました。私たちがお邪魔すると、嬉しかったのか、賑やかにおしゃべりと明るい笑い声があふれる。彼女たちはまるで姉妹の様。ケンカも毎日するとか。
 内装は、バリアフリーの木調で、一人一人が大切に育ててもらっているなあと感じました。

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 文集『みかえり』は毎年発行。子どもたちがここで学び、生活する中から、自分の生き方を考え、今までのすさんだ生活をしっかり見直して、自分の人生を取り戻す過程が刻まれた文章です。子どもたちの生きてきた壮絶な背景を思えば、涙なしには読めません。
 
 堺でも独自に児童自立支援施設の整備を求めます。
 コストがかかるから、設置しないという事ですが、このように子どもたちのかけがえのない未来を豊かに実らせる仕事に、コストを理由にしてはならない。
 不幸な環境に育つ子どもたちが、社会を恨み自暴自棄になって非行になる、それは子どものせいではない。大人の責任で、児童に最善の利益を確保しましょう。
 
(ここの子どもたちの事は映画にもなりました。施設のシンボル「みかえりの塔」は、映画の題名に。笠智衆さんらが出演。)