ブログ

生活相談より (ヤミ金)

生活相談に様々な人が訪れます。(ここで詳しく書けないところ説明できない部分ご了承下さい)

 この日訪ねてきたのは、物腰の低い感じの男性B氏。体を壊し収入がなく生活ができないので、助けてほしいという。

 左手小指の先が無い。背中に大きな入れ墨もあるという。

 深刻な人生を背負っているのかもしれない、と思って話を聴きだす。

 

 彼はずっと闇金といわれる違法高利貸し業で生活してきた。

 稼いで羽振りがよかったときは、海外旅行や高級車の贅沢をしていた。

 結婚したこともあるが、今は単身。親族にも相手にされない。

 何故、私のところに来たのか?と聞くと、

 「やっぱり共産党は弱者の味方と思って」 (?!) 

 一度も税金を払ってない(消費税以外は)、年金も払ってない、選挙も行ったことない。

  

 私は思わず言ってしまった。 

「私より人生経験も苦労も様々のBさんに、私がえらそうなことを言うと思われるかもしれませんが・・・。」と前置きし、 

「貴方は、今まで人の弱味に付け込んで闇金で稼いで、さらに弱者を破滅に追い込んで生きてきたんでしょ?

 私は借金苦しむ人を助ける弁護士の事務員でやってきました。その立場から、言わせてもらうと、相手方になるわけ。貴方は多くの人を苦しめて追いつめてきたはずです。一家離散や自殺者もいたかもしれない。こんどは自分が弱者で助けてって・・・虫が良すぎると思う。」 

私、極力冷静に(笑顔で)話したつもりでありましたが・・・厳しいこと言ったり説教っぽくなったかも。  

 私は法律事務所で働いていたとき、お金に苦しむ相談者の自己破産や分割弁済の処理に毎日に追われるほどやって、サラ金・ヤミ金業者ともやりとりしてきた。相談者の悲惨な生活実態を見聞きしてきた。

 人の生き血を吸って生きる悪党どもめ、と思っている相手が、今ここにしおらしく助けを求めてきた。

 (さあ、どうする?・・・やっちゃん?…)

 

 そこは、「国民の苦難 軽減」という立党の精神で対応しました。

「日本国憲法は健康で文化的な生活を国民の権利としている、貴方にも権利がある。貴方にも基本的人権がある。日本にいい憲法があってよかったですね。」と私のつたない説明を B氏、どう聞いたかな。

 

 B氏、よく考えれば、これまでの人生のしっぺ返しを受けている。仲間とはお金だけでつながっていた関係でしかない。まともな仕事は就けない。孤独で将来に希望などない暮らしでしょう。いつか立ち直ることができることを祈ります。

 まだまだ私も発展途上、勉強させていただきます。